第三者・・・ | もぐらと星の物語

第三者・・・

12月17日に あの人 ( 僕のお嫁さんだった人 ) と 話し合いをするはずだった・・・

 

あの人は 子供の養育費について それから 自分が再婚した場合の子供たちの処遇について

 

僕の方は 自分の今の生活と子供たちの父親であることとの優先順位について

そして あの人が 離婚しているにも係わらず 僕の携帯電話の内容を盗み見て

付き合っていた 智ちゃんに 迷惑メールや無言電話

更に 留守電に 『 殺してやる 』 と入れる脅迫行為についての抗議をするつもりだった。

ところが 17日にあの人からは メールが来ただけだった。

 

   今日は都合が悪い。 話ってなに・・・?

 

折り返し 僕がした電話に あの人が出ることはなかった。

その代りに 忘年会の最中だった あの人の同僚が電話に出た。

僕と顔見知りのその同僚が言うには

 

  今 忙しいらしいよ。 話なら 聞いておくけど・・・

 

僕は 『 いいよ。 』 と言って 電話を切った。

 

もう あの人は 僕と面と向かって話しをするつもりはないのだろう。

もっとも 僕の方も あの人には うそばかりつかれて

あの人の言うことを信じることは出来なくなっているけれど・・・

たとえ 本当の事を言っても まず 疑ってかかるでしょう。

うそをつく とは そうゆうこと。

 

そして それを証明するかのように

東京家庭裁判所から書類が届いた。

『 子供の養育費について 』 の家事調停の申し立てがあった とのこと。

 

近々、裁判所で 調停委員を含めて 話し合いをするそうです。

 

 

一昨年まで 同じものを信じていた と思っていたけれど

最初から 異教徒だったのかな?

結局 同じ夢など 描くことは できなかったんだな・・


 

 

 

            第三者

 

 

                           作詞・作曲 さだまさし

 

 

   死んだ珈琲 挟んだままで

   外の信号の変わる数を

   テーブルに映る 黄色で数えて

   ついでに想い出も数えて

 

   忘れかけてた 君の癖が

   こんな時にふと目についたりして

   懐かしいものと 出会った気がして

   笑ったら君は怪訝な顔をする

 

    もう 明日は第三者

    信じるものさえも 違う異教徒になる

    一度は 同じものを信じた

    二人が奇妙にも 見知らぬ人になる日

 

 

   車のライトが 時折よぎる

   前髪の奥の君の瞳には

   既に僕の 姿は消えて

   蝋燭の赤だけが揺れてる

 

   隣の席の 笑い声が

   幾分僕等に気兼ねをして

   やがてこの店の 最終注文を ( ラスト・オーダーを )

   尋ねる時間が訪れる

 

    最后の 御注文はいかが

    お二人に似合いの デザートはいかがですか

    表は 季節の替わり目の

    雨が降り始めて 音楽がやがて止まる

 

    もう 明日は第三者

    最后の注文は何かありませんか

    もう 明日は第三者 

    最后の注文は・・・