やさしい海風と・・・
ひさしぶりの海
小高い見晴らし台から 海を見下ろす
その穏やかな でも 吸い込まれそうな景色を
いつまでも 見ているのが好きだ
向かい風が 心地いい
海風で
どうしても 長い髪の毛が 口に入ってしまうのを気にして
少し 困った顔の きみ
僕は うしろに回って きみの髪の毛を やさしく捉まえる
高いところを ゴムでしばると
高校生の時のような かわいいきみ になる
” 最近は あんまり 耳を 出さないんだね ” 僕が言う
” だって すぐ 耳に キス するんだもの・・・ ”
耳元に 口を近づけたときの
きみの 逃げるような くすぐったいな ってゆう表情が 好きなんだよ
そして 大好きなきみの横顔を ずっと 見つめていたいな と思う